ブラック企業に巣食う本当の原因
最近ワーゲンの話題をほとんど書いてないっすね^^;
いや、興味が無くなった訳ではないんですが、ほとんど乗れてないんですよ、これが(泣)
またホットな話題や新型のネタがあれば書きたいと常々思っております!
で、今回はいまだ減らないブラック企業の話を少し・・
そもそもブラック企業とはどんな企業なんですかね?
また零細の小さい会社のブラックさと、そこそこの規模の会社のブラックさでは全く違うと思いますし、中にいる社員の捉え方や感じ方も違うと思います。
少し前にあった映画で「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」
なんてありましたが、あれはあれでリアルな話なんでしょうが、正直なところピンときませんでした。というか別に上から目線で言っているわけではないですが、あのぐらいの規模の会社で勤めた事がないので、実態がよくわからないんです。
じゃ、何がわかるのっていうと従業員数500人以上、全国主要都市や地方に支店や営業所、工場を構えるぐらいの会社の話になっちゃうんですが、これぐらいの中途半端な規模の会社のブラックさが僕はややこしいと思っています。
会社は労働基準法にのっとりキチンと就業規則を設けて、社員には残業するな!したら申請しろ!休みは計画的に取れ!さらに取れなければ理由を報告して取れるように改善しろ!など、とても素晴らしい事を公式に謳ってくれています
じゃ実際はどうなんでしょう?
夜の11時になっても会社の電気は付いている。
土日祝の仕事は月の半分以上、代休がいつ取れるのか不明・・・
申請した残業代こそ付くけども、この1年振り返ってみれば仕事してないぞ・・の人生。
なんか微妙ですよね〜
仕事があることは嬉しい!任されることは素晴らしい!
贅沢は言っちゃいかんのですが、1日24時間の寝てる時間を除けば殆ど仕事。
たまの休みもパソコン開いて自宅で仕事・・・
こうゆうのって楽しい人生なんですかね?
なぜこうなるの?
これって会社が強制してやらせてるわけではないんですよね
そう、僕たち実際に現場で働いている社員がそうゆう風に働いてしまう空気を作ってしまってるんだと思います。
ブラック企業じゃなくてブラック社員に自らなってしまっているんだと思います。
むかしから日本人は苦労することに美徳を感じる(笑)
少ない労力で大きな利益なんて欧米のスマートな感覚は非国民的感情のようで・・
遅くまで働いて、休日も仕事に出かけ、残業も申請しないで頑張ってますよ僕!みたいなブラック社員が、本当はそんな事をしたくない社員までも引っ張って染めてしまう風習にある会社。
体壊して休んでも「体調管理ができてませんでした、すいません」って謝ってしまう涙ぐましいブラック社員が率いる課や係・・
そうゆう風習がどんどん感染していって、スタンダードになってしまう。
でもそうゆう仕事の仕方が好きな人っていますよね、「頑張るマン」みたいな
しかも無駄で効率の悪い頑張るマンが(笑)
これって不思議なんですけど、日本人の気質なんですかね?
DNAがそうさせてるんでしょうか?
海外へよく出張に行く人から聞いた話で
その人はウチが納めた機械の調整をメーカーとして、海外の工場へ出向いていたらしいです。
中々作業がうまくいかなくて、むこうの外人エンジニアと5時まで四苦八苦していたのですが、外人エンジニアとマネージャーらしき人が休憩するぞみたいな感じで工具類を片付けだしたようで、その人も一息ついたようです。
案の定、外人エンジニアたちがその人を手招きして工場内を出て行く感じなったので、雑談をしながら歩いていた時に、その人が「また休憩が終わったら◯◯部分を調整しますよ!」って言ったらマネージャーらしき人が「ははは、ナイス提案だ!よろしく頼むよ」みたいな感じで返してきたようです。
で、コーヒーを飲んで休憩した後に、その人が作業を再開しましょうって立ち上がった時に、またマネージャーみたいな人に「お前はいつまでジョークを言ってるんだ(笑)さ、今日は帰って飲みに行くぞ!」って言われたそうです