5IVESモータース~プラグインハイブリッドで駆け抜ける喜び!?

BMWが世に放つ、プラグインハイブリッドはどこまで駆け抜ける喜びがあるのか!?(笑)

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スカイラインGT

スカイライン…
この車は特別だ。いや、特別だったと言うほうが今は正解かもしれないですね。
プリンス自動車のスカイラインGTって知ってますか?
第2回日本グランプリのGTカーレースのために発売された車です。
この車が生まれた背景には、第1回日本グランプリでのプリンス勢の惨敗があるんですね。
1963年、鈴鹿サーキットで開催された日本グランプリにおいて、プリンスはグロリアとスカイラインで参戦するもトヨタ、いすゞ、日産勢の足元にもかなわず、グロリアでギリ9位という惨めな結果に終わりました。
この惨敗にプリンスのエンジニアは燃えるんです!
レースに勝てる車を作るんだーってね。
時期スカイラインのエンジンではパワー不足ということで、当時のグロリアの6気筒エンジンを積み込むことにしたんですが、いかんせんエンジンマウントが狭過ぎる。
そこで、ボディを20センチ延長させ、無理矢理6気筒エンジンを乗せるという荒技にでました。
勝つ為にはなんでもやるぜの、凄く素敵なチャレンジです(笑)
でも信じられないような話ですが、当時はこんな技も通用したし、会社も許してくれたんですね。
まさにスカイライン神話の序章的エピソードですね。
ついに始まった第2回日本グランプリ!
スカイラインGTはポルシェカレラ904GTSと互角のバトルをを演じ、ついに総合2位に立ちました。日本のファミリーカーが世界を代表するレーシングカーを一瞬でも抜き去ったと言うドラマにカーファンは熱くなったと聞いています。
これが「羊の皮を被った狼」と呼ばれた由縁です。そう「スカイライン神話」の始まりなんです。
このレース以降、この車が欲しいと言う注文が殺到したそうですが、レース用のマシンとして100台しか作ってなく、一般にはほとんど販売されずじまいだったそうです。
このスカイラインGT以降、6気筒エンジンを搭載するスカイライン車種はGTと呼ばれるようになりました。
スカGの始まりです。
しかも日本でGTの名を冠した車はこれが初めてです。
当時GTと言えば、スカGだったのですよ

この話を聞くだけでスカイラインという車は特別でなぁと思います。
今は高級指向に走り、走りのイメージが薄れたのが残念です